社員紹介

介護業界に全く興味がなかった自分が、なぜ新卒で介護業界を選び、転職先でも介護をするのか

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こんにちは!人事部マネージャーの鈴木です。

他の人から「すずのり」と呼ばれているのでそう名乗ることもあります。

 

私は現在社会人2年目で、新卒で1年間住宅型有料老人ホームの介護士をした後、LAGOMで介護士と採用やブランディングをしています。

就職活動していたときのことは、遠い過去に思えるくらいの経験をしましたが、たくさんの思い出をつい最近のことのように振り返ることもできます。

ということで今回は、「私がLAGOM合同会社に入社した理由」についてお話していきます。

この記事は介護福祉業界に興味のある方はもちろん、NPOやソーシャルビジネス、ベンチャー企業に就職を考えている方にも役立つと思います。

最後まで読んでいただき、「こんな想いの人が働いているんだ」と何か感じていただけたら幸いです。

 

就職活動と1年で迎えた転職

働くことすらイメージがわかない

突然ですが、私は元々介護福祉業界に興味があったわけではありませんでした。

こういうと驚く方もいるかもしれませんが、それ以前に、働くことすらあまり興味がありませんでした。

当時から「どうして堅苦しいスーツなんて着て就職活動しないといけないんだろう」と思っていました。

でも、親に大学に行かせてもらって就職しないというのは親不孝。

そう考えた私は、「働く」がなんなのか探しながら就職活動をはじめます。

最初は「働く」ということをもっと幸せにしたい!という想いから人材業界を中心にみていました。

現時点で自分が悩んでいるのだから、他の悩んでいる人に寄り添うことができるだろうという理由です。

そうやって面接を繰り返すうちに、自分がどういった働き方がしたいのかが見えてきました。

これが結果としてうまくいきました。いま就職活動をしている方で、「普段から考えてから行動する」タイプの方はとりあえず面接を繰り返して自己理解を深めると良いと思います。

企業を選ぶ際は、自己分析に時間かけるより、志望動機ややりたいことで言葉がスラスラ出てくるかどうかの方がわかりやすい基準になります。

やっとできた就職活動の軸

こうしてでてきた私の就職活動の軸は、以下の4つに絞られました。

  1. 成長できる環境
  2. 自分の強みを生かせる
  3. フィードバックがある
  4. 心身のストレスが適度

1は専門性を高めてというよりも、色んなことを経験してその中から伸びるものを育てたいと思っていました。

2は、心理学や生きてきた中で身についた「人に寄り添う」というスキルと、ブログで培った文章力やデザイン力です。

就職活動をしている方の中で、「そんな強みないよ!」という方もいるかもしれませんが、

最初の頃は「考えるのが得意」「とにかく動くのが好き」とかで良いと思います。

実績がなかったら自分が何か続けているものを挙げてみましょう。

それもなければ時間をかけましょう。1年続けた、3ヶ月毎日やっている、1日2時間欠かさないなどは数字の具体性もあり大きなアピールになります。

3は、仲間やお客さんから感謝されたり、正当に評価されるということです。感謝もされず扱いも悪く給料も安い仕事は誰だってしたくないですよね。気持ちよく働くには、お金以外の見返りも大切になってきます。

4は、仕事の内容はともかく、残業や福利厚生です。働きやすくないと本来のパフォーマンスが発揮できませんし、それを放置するような会社に勤めてもあまりいいことはありません。自分を追い込んでとことんまで成長したいなら別ですが、無理しすぎるのはよくないです。

こうやって自分がどうやって働きたいか、どういうライフスタイルを送り、どんな生き様をしたいか軸を見つけることは、それからの就職活動を非常に簡単にしました。

軸はつくるものではなく、見つけるものです。その軸は止まって見えるものではなく、動いているうちに後ろにできているものです。

なので行動しましょう!

 

介護業界へ

ご縁があり、とある介護施設を運営しているベンチャー企業に新卒で就職しました。

介護業界のいいところは、種類によりますが、比較的残業が少ないところです。

新卒が多く配属されるであろう営業職と違ってノルマもありませんし、ある程度ゆったりとした時間を過ごすことができます。

このあたりは実際に職場を見学させてもらうといいでしょう。特にたのしいレクリエーションの時間ではなく、とびきり忙しい時間を見せてもらうと尚良いです。

そんな時間を見せてくれるところは業界限らず多くありませんが、だからこそそれができる会社は信頼ができます。

結局私は介護施設の配属となり、そこで1年間働きました。資格もとらせていただき、様々な経験を積みました。

ベンチャーなので色んなことに挑戦させてもらいました。

レクリエーションのチラシを作ったり、掲示物のデザインをしたり、イベントの運営をしたり、様々な業務改善を提案したり、本当に色んなことをさせてもらいました。

本当に充実して楽しい時間でした。

一方で、両手で数えきれないほどの方の人生の終わりを見てきました。

風邪が悪化して一気に容態が悪くなった方、認知症が進み、薬の副作用でぐったりしてしまった方、終末期という尊い時間にサービスを提供するのも、この業界ならではです。

人生の大先輩に対して自分は何ができるかを常に考え、誇りを持って働いていました。

 

忍び寄る崩壊の足音

そんな中、コロナウイルスが世界的な流行となりました。

利用者の方が使っているデイサービスが閉鎖となり、毎日のケアが重くのしかかってきます。

特に重体化しやすいお年寄りの方と接する以上、常に細心の注意を払わないといけません。

保育園も休業で、子どもの面倒を見ないといけないスタッフは大変です。

負担に耐えられないと、一人また一人と会社を去っていきました。

そんな中でも5月まで働けたのは、残った仲間の支えと、利用者の方のためという強い想いや誇りがあったからです。

それでもいつしか限界はきます。今のまま続けたとして、コロナがこれ以上続いたらどうなってしまうのだろう?

これでは利用者の方もスタッフも健康ではいられない。

たとえ今の情勢が落ち着いたとしても、また元の体制に戻ってしまっては意味がありません。

根本的な仕組みから見直さないといけない。

そんなことを考えていました。

 

LAGOMへ

そこで出会ったのが、ちょうど同じ会社で働き、起業のために会社を去った河村さんでした。

自分が、このままでは誰もハッピーになれないと話すと、河村さんは

「僕も同じ想いだから、うちで働かない?」と言いました。

先行き不透明な介護業界の中で、自分たちが何をできるか。

小さなところから少しずつでも変えていきたい。

そんな想いから、転職を決意しました。

これもご縁、こうして私は1年勤めた会社を去り、新しい舞台に立つことにしたのです。

たった1年で転職なんて早いだろうと思う方も多いと思いますが、

就職活動する前の1年間とした後の1年でどれだけ自分に変化が起きたでしょう。

コロナウイルスが広がってからたったの半年でどれほど世の中が変化したのでしょう。

それを考えると、企業の寿命も、働く人のキャリアも、劇的に変化しています。

新しい時代に適応していく力をつけないと、企業も働く人もどんどん取り残されてしまうと私は思っています。

今度は施設介護ではなく、訪問介護です。利用者の方の自宅を訪問し、お手伝いをします。

新しく学ぶことも山ほどあります。

介護福祉で働く人がもっと幸せになれるように、もっと外の世界を知りたいと考えていた私にはうってつけでした。

介護士として現場で働くかたわら、様々な挑戦をして、この狭くて広い世の中に何を残せるのかと思うと、ワクワクが止まりません。

 

結びにかえて

私は、大学時代に、ボランティアサークルに入っていて、「ビオトープ」と呼ばれる自然環境を再現したところで、地域の方とお米を育てるという企画に1年ほど関わっていました。

お年寄りを中心に、地元の子どもを呼んで田植え体験をやって、大学生が力仕事や子どもとお年寄りの間をサポートしていました。

地域のおじさんと子どもと大学生が山に入り、そこで昆虫や草花の説明をきく。

「おじさんこれなに?」

「じゃぁこれは!」

「それはね・・・」

真っ暗な里山で、ライトで足下を照らしながら、蛍の光に心打たれる。

お年寄りも、子どもも、大学生も関係なしに、ただ静かに自然を楽しむ。

 

そんな景色を、もっと増やしたい。多種多様な人が集まるコミュニティをつくりたい。

今のご時世、人が集まることはますます難しくなりました。

転勤族の多いLAGOMのオフィス周辺では、さらに地域付き合いが減り、バラバラになってしまうかもしれません。

そんな現状に、介護という入り口から、一石を投じたい。

小さなところからたくさんの変化を生み出したい。

いま、自分に何ができるのかを考え、一歩一歩進んでいけば、足下は明るいです。

そうすれば、その先にはきっと希望という蛍がゆらゆらと光るのが見えるかもしれません。